「メディア界の生きた伝説」と称されるデイビッド・モントゴメリーとの出会い

23 Jun 2015 | By Yukiko Koizumi

カンファレンスにて「a living media legend(メディア界の生きた伝説)」と賞賛される彼のことをこの時点で理解するのは簡単ではありませんでしたが、デイビッド・モントゴメリー氏はぴったり5分間、シーセンスを活用したローカルのメディア企業の新たな取り組みについて話してくれました。その前に彼はGENsummit(ジェンサミット)で地方メディアのための技術革新について演説を行いました。

モントゴメリー氏は、The Gown(ザ・ゴウン)という大学の雑誌の仕事から新聞社でのキャリアをスタートさせました。その後、彼はThe Daily Mirror(ザ・デイリー・ミラー)に移り、記者としての力をどんどんつけていきました。その後は、News of  The World(ニューズ・オブ・ザ・ワールド)、The Sun(ザ・サン)やToday(トゥディ)のような大手の新聞社で記者として勤め、ミラーグループではCEOを勤めました。Mecon(メコム)という自身のメディア投資会社を設立し、当時大きな影響を与えました。メコムのポートフォリオが急速に成長することで、モントゴメリー氏はヨーロッパのメディアの分野においても新しくビジネスを拡大させていきました。

Q: ジェンサミットでのスピーチで重要な要素はどんなものでしたか?

A: 地域メディアの中では、変なやり方かもしれませんが、私たちは人々と全てのコンテンツを繋ぐ架け橋となる会社にならなければいけないと考えています。世の中でコミュニケーションの垣根が越えられるようになったので、プロが制作したコンテンツを保護することはできなくなってきました。世の中ではコンテンツを通してお互いにコミュニケーションをとっていますが、ニュース欄やスポーツ試合の予定表のようなところからはコミュニケーションはとれません。私たちはすべてのコンテンツが地域社会から必要とされるものであると理解しなければなりません。私たちはそこから成果を上げ、活用して、それらに有効な方法で地域社会に供給する必要があります。

Q: シーセンスのテクノロジーが地域社会における地域コンテンツ計画にどのように適合するのでしょうか?

A: シーセンスとの協業は、データが地域パブリッシングのための重要なツールとなるであろうという期待の元、成り立っています。全てのオーディエンスの一人一人の存在を見ることはできませんが、オーディエンスをセグメント化しグラフ化することで理解することができるようになります。オーディエンスを特定するだけでなく、コンテンツに関しても活用できます。そのためシーセンスはオーディエンスをセグメント化することに関して非常に有効的です。

Q: 大手メディア企業ではできないが、地域メディアや小さなメディアがコンテンツを活用してできることが何かありますか?

A: 地域メディアにおいては、世界情勢や国家政治についての一流の記事をカバーすることが目標ではありません。私たちは、時に数百年の驚異的なネットワークを構築した地域社会の知識を持っているので、より巧みに例えば、身近な草野球に注目することができます。地域のパブリッシャーだけがそのような取り組みができ、いくつかの大きな企業ではその知識や地域社会を完全に理解することは絶対にできないことです。そのため地域のパブリッシャーは、今は利用していないくてももともとの優勢を保っています。

Q: ということは、データと地域の専門知識の融合ということですか?

A: はい、もちろんです。専門知識が必要ですし、収集したコンテンツから成果を得るためのプラットフォームやコンテンツを配信するためにデータが必要です。

Q: …それからデータを配信する最適なアルゴリズムですか?

A: はい、その通りです。特定のコンテンツを待ち望んでいる一般の人を喜ばせなければなりません。ランダムに配信することはできません。どの枠にコンテンツを配信するか具体的でなければなりません。

Q: サイトのトップページを完全に自動化したパブリッシャーがいますね。地域メディアにとっても、自動化することでコンテンツ作成に関わる人的なリソースを開けることはできますか?

A: はい、できます。自動化は非常に重要で、記事をいち早く発行するということは非常に重要です。私たちは、地域のコンテンツを発行するために編集的考えの壁を取り除かなければなりません。発行のペースが落ちないように常にコンテンツを提供し続け、公共の人々とコミュニケーションをとり続ける必要があります。しかし、ジャーナリストは地域の知識である自動化というエッセンスをまだ追加する必要があります。