“シーセンスのリアルタイム分析で「思い立ったらすぐ」行動に移し、収益化の基盤を作成していきます”


株式会社フロムワン 経営本部 事業開発部

プロデューサー 樋口隆太朗氏 

オーディエンスセグメントを活用した粒度の細かいターゲティングで広告販売単価66%増、クリック率2.5倍を達成

粒度の細かいターゲティングで広告販売単価増を達成した「サッカーキング」の導入事例

Overview

1998年設立の株式会社フロムワンは、サッカー、野球、バスケットボールといったスポーツ情報メディア等を中心に、様々な分野で事業を展開する、スポーツコミュニケーションカンパニーです。近年では、フットサル場やセミナー、イベントの運営といった分野にも進出。また、サッカー解説者のセルジオ越後氏のマネジメントも手掛けています。

現在、フロムワンの中核メディアとなっている、国内最高峰のサッカー総合サイト「サッカーキング」は、月間のPV(ページビュー)が2400万、ユニークユーザー数は700万人と、サッカーファンからの絶大な支持を誇っています。しかし、フロムワンで経営本部事業開発部プロデューサーを務める樋口隆太朗氏は、「サッカーはメジャースポーツですが、欧米に比べれば日本の市場規模は小さい。サッカーの専門媒体として充実した情報を提供することもそうですが、サッカー市場そのものを拡大するために、もっとサッカーファンを増やしていきたいと思っています」と語ります。

より多くのファンを獲得するためには、「誰に」「どのようなコンテンツが受け入れられているのか」を正確に知る必要がありました。「サッカーメディアはニッチメディア」と言われますが、例えばJリーグや海外サッカーのファンと、ワールドカップなどの大きなイベントで初めてサッカーに興味を持ったユーザーでは、興味関心が異なります。樋口氏は、「こうした読者像の違いを理解してユーザーエンゲージメントを向上させ、適切な広告を配信できるようになれば、単価は高くとも、それに見合った効果的な広告提案が可能になります」と説明します。

Challenges

“思い立ったらすぐ分析”でPDCAを回す

個々の読者像を理解し、適切なコンテンツや広告を提供する。ーそのためにフロムワンが導入した「Cxense DMP」はユーザー情報をリアルタイムに収集・分析し、そのデータをすぐに活用できるのが大きな特徴です。オーディエンスセグメントを作成すると該当ユーザー数がすぐに把握できるので、迅速、かつ的確な広告提案をすることができるのです。

実際、最初に作成したオーディエンスセグメントで改善の必要があると判断したら、すぐに新たなオーディエンスセグメントを作成するといったPDCAを素早く回すことができます。樋口氏は、「広告ターゲットにあったオーディエンスセグメントを見つけるためには、“思い立 ったらすぐ分析”できる環境が不可欠です」と語ります。加えて、シーセンスならではの機能として、「キーワードベース」でのターゲティングも可能です。

例えば、ページ中の主要キーワードや特定記事を閲覧したユーザーのみに広告を配信するといったターゲティングはもちろん、サイト内行動を分析し、特定の行動をしたユーザーを紐付けて広告配信するといった施策も可能です。

また現在、フロムワンでは「Cxense Insight」をメインの解析ツールとして使っています。一般的なアクセス解析はもちろん、ユーザーの行動や嗜好性、興味関心といったインサイトを正確に把握し、読者に合わせたプランニングを迅速に実行するには、シーセンスのリアルタイム分析が必要だったからです。

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営業部のメンバーにとっては、『広告販売のアプローチ』と『広告やタイアップ・コンテンツを提案するときの説得力』がシーセンスの導入でいちばん大きく変わりました。

これまでサッカーキングの広告は、「トップページ」「サブカテゴリのトップページ」といった、“面(場所)”を販売していました。しかし、Cxense DMPの導入で、「特定の興味関心を持ったユーザー」といった“人”を軸に広告を販売できるようになったといいます。

実際に、海外観戦ツアーの広告を配信する時に、例えば誰もが知っているような所属選手名に接触したセグメントではなく、控え選手名に接触したセグメントに向けて広告を配信したところ、コアなファンへリーチできて、コンバージョン率が向上しました。反対に、有名選手名のキーワードでセグメ ントを作成すれば、“サッカービギナーズ”を多く含むセグメントになります。

また、以前のタイアップ・コンテンツのレポートは、インプレッション数やクリック数の実績報告がメインでしたが、シーセンスの導入で、どんな人にリーチしたかも報告できるようになりました。提案段階から、アプ ローチできるユーザー像が明確になり、そのボリュームも予測できるようになりました。広告主に対して「ターゲット層にどれだけアプローチできるのか」を、具体的な数字を元に明示できるようになったのです。

コンバージョンを求められるクライアントに対しては、「どのような嗜好性を持ったユーザーが、どのくらいの頻度で閲覧しているのか」までを提示できるようになり、「営業力の底上げをしている」と言います。

[シーセンスから得たデータをもとに作成した媒体属性資料イメージ]

フロムワンがシーセンスソリューションを導入し、ようやく半年(インタビュー時)。まだまだ使いこなせていないとしながらも、確実に成果は現れていると言います。例えば、大きな大会に合わせて実施した、あるお客様のサービス加入者獲得を狙ったキャンペーンでは、ノンターゲティングと比較し、バナー広告の販売単価は66%増、クリック率は2.5倍、コンバージョン率も2.4倍を達成しました。

「将来的には顧客ターゲットを広げるために、自社サイトのみではなく、オーディエンスデータを活用して外部サイトでもアプローチできる広告商品を作りたい」と語る樋口氏。さらに、「コンテンツレコメンドによって複数のニュースサイト間を回遊させたり、グッズの購入やフットサル場の予約/支払いをサイト内で決済できるようにしたりして、スポーツ文化の普及に貢献したい。 今後は、広告収益を最大化する『パブリッシャートレーディングデスク』にも取り組みたいですね」と、その将来像を語ります。

スポーツを通じて学び、遊び、その時間を共有することで、人々の生活が豊かにな る。ーフロムワンの経営理念どおり、す べての顧客と向き合い豊かな「ユーザー体験」を提供するフロムワン。そのチャレンジは始まったばかりです。

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